ごあいさつ

 平素より,私ども茨城県信用農業協同組合連合会(JAバンク茨城県信連)をお引き立ていただきまして,誠にありがとうございます。当会は,昭和23年(1948年)の設立以来,JAグループの一員として県内JAとともに茨城県農業と地域社会の発展に取り組んでまいりました。
 
 さて,2023年度の当会を取り巻く環境は,地政学的リスクによる燃料・資材価格の高騰・高止まりや,気候変動による自然災害の発生など,農業にとって厳しい経営環境が続くなか,農政においては,食料・農業・農村基本法が1999年の制定から四半世紀を経て初めての改正が行われ,食料安全保障の強化と環境保全型農業,生産性の高い農業経営が求められています。
 それらに対応するため,当会は「農業専門金融機関」として,金融面だけでなく経営分析による経営安定支援や事業承継相談など,金融仲介機能の発揮による取組みを強化してまいりました。
 金融情勢においては,2024年3月の日本銀行においてマイナス金利政策の解除がなされ,今後,金利上昇を見据えた適切な金利リスク管理が必要となります。さらに,国際的な要請として金融機関に求められるマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策やサイバーセキュリティ対策,金融機能サービスのデジタル化に引き続き対応していくほか,顧客本位(組合員・利用者本位)の業務運営,金融商品取引法の遵守についても,社会情勢や動向を踏まえた適切な対応が重要となります。
 
 そのような中,2024年度は,3か年中期経営計画(2022年度~2024年度)の最終年度となります。県内JAと連携し,「持続可能な農業・地域社会の実現を支える金融仲介機能の発揮」への実現に向け一層取り組んでまいります。
 当会は,これからもJAグループ茨城の一員として農業・地域の持続的な成長・発展に貢献し,組合員・利用者のみなさまから信頼される地域金融機関を目指して,役職員一丸となって更なる努力を重ねてまいる所存でございます。
 今後ともより一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 

 

2024年7月

経営管理委員会会長 八 木 岡   努

代 表 理 事 理 事 長 小 林 富 美 男

リスク管理の状況
交通アクセス
リンク集
サイトマップ