ごあいさつ

‎ 平素より,私ども茨城県信用農業協同組合連合会(JAバンク茨城県信連)をお引き立ていただきまして,誠にありがとうございます。当会は,昭和23年(1948年)の設立以来,JAグループの一員として県内JAとともに茨城県農業と地域社会の発展に取り組んでまいりました。

 

‎ さて,2024年度の当会を取り巻く環境は,農業生産資材価格の高止まりや,気候変動による自然災害の発生など,農業にとって厳しい経営環境が続くなか,農政においては,2024年5月に食料・農業・農村基本法が改正されました。その中で,食料安全保障の強化や環境保全型農業など,農業の持続的な発展に向けた方向性が示され,今後はより生産性の高い農業経営が求められます。
それらに対応するため,当会は「農業専門金融機関」として,金融面だけでなく経営分析による経営安定支援や事業承継相談など,金融仲介機能の発揮による取組みを強化してまいりました。
金融情勢においては,日本銀行の政策金利引き上げに伴い,国内金利が上昇し,「金利のある世界」へ移行する一方,米国では第2次トランプ政権が始動し,公約に掲げた関税政策を進めることで,経済・金融市場の不確実性が増しているため,今後も国内外の金融市場の動向を注視しつつ,金利リスクを中心とした一層のリスク管理態勢強化が必要となります。さらに,国際的な要請として金融機関に求められるマネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策やサイバーセキュリティ対策,金融機能サービスのデジタル化に引き続き対応していくほか,社会情勢や動向を踏まえた適切な対応が重要となります。

 

‎ そのような中,2025年度は,新たに策定した3か年中期経営計画(2025年度~2027年度)の初年度として,県内JAと連携し,基本方針に掲げる「JAへの安定的還元と組合員・利用者とのつながりづくりによるJA事業基盤の強化」に向けて取り組んでまいります。
‎ 当会は,これからもJAグループ茨城の一員として農業・地域の持続的な成長・発展に貢献し,組合員・利用者のみなさまから信頼される地域金融機関を目指して,役職員一丸となって更なる努力を重ねてまいる所存でございます。
‎ 今後ともより一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 

2025年7月

経営管理委員会会長 八 木 岡   努

代 表 理 事 理 事 長 小 林 富 美 男

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